水瓶座・天王星タイプの人向けコラム①

プチコラム

陽キャに見えて孤独な水瓶座・天王星タイプ

天王星の支配サインといえば水瓶座ですが、だいたいの水瓶座生まれの人の気質は

・フレンドリー
・博愛主義
・変人

このように評価される・感じられることが多いのではないでしょうか。

天王星の神話上のモデル(元型)は天空の神ウラヌスまたはプロメテウスとされています。
どちらの神も、新しい秩序や進歩を地上や人類にもたらした神様です。


つまり、天王星の性質は本質的にはユニークで、かつ多くの存在にインパクトを与えるという本能を持っていると言えます。

しかし、実際に水瓶座のサインの性質・天王星の性質から強い影響を受けている人(水瓶座・天王星タイプ)は、

周囲の人から嫌われないように自分が周りに迎合してしまいつつ、本心では全く違うことを考え感じていることとのギャップに悩んでいる

ということが多いのではないでしょうか。

天王星は時代天体と呼ばれ、個人の生活や意識の範囲を超えてその影響を実感できるエネルギーなので、水瓶座・天王星タイプの人が自分の日常生活で“らしさ”を表現しようとすると、多かれ少なかれ苦労することだろうと思います。
なぜなら、現在の社会の常識を表す土星を超えた先の未来の感覚を持ち込もうとするからです。


あるいは、明確な理想やビジョンではなくても、何らかの新しい刺激や展開を日常にもたらしたい、という感覚で天王星の性質が現れる可能性があります。

そして、だいたいにおいて、日本では特に安定やみんなと同じであることに安心する土星・金星的な性質が強いので、天王星的なエネルギーが強い状態の人の言動はあまり周囲から歓迎されません。

本人の自覚が薄くても、「場をかき乱すような強いエネルギー」を持ち込んでしまうからです。

その為、そのことを人生の早い段階、もしくは学校の教師や会社の上司から「出る杭打たれる」経験をして、

上記に書いたような「周りに嫌われないように自分のキャラ付けをする」性質が身に付いてしまい、

結果的に水瓶座や天王星タイプの人は「たまに変人、でも基本的にはフレンドリー」という人が増えるというわけです。

水瓶座は理想を実現するまで諦めないサイン

もし、あなたが水瓶座・天王星タイプの人であるのなら、ある程度の孤独感は人生において必要なものだと受け入れてしまったほうがラクになれるかもしれません。

今はまだ実現されていない理想は一度受け入れられてしまえば常識になりますが、そこに至るまでの過程が一番頑張らなければならないところでもあります。

水瓶座・天王星タイプの人が人生で学ばなければならないことの一つに、思考・理想を肥大化させ過ぎない、ということがあります。

論理的に考えて正しい事や、効率の良くなること、というのは歓迎されて然るべきものだと思うかもしれませんが、世の中には色んな考え方の人がいて、思考よりも感情や感覚、内なる衝動を優先する人達もいるのだということを、人生全体を通して学んでいくかもしれません。

それくらい、ゆっくりと時間をかけて水瓶座・天王星の学びや体験は進んでいきます。
なぜなら、天王星の公転周期(12サインを一周するための年月)は約84年もかかるのです。

水瓶座・天王星タイプの人が知っておくと良いかもしれないことを、作家・曾野綾子さんの『少し嫌われるくらいがちょうどいい』から引用させていただきます。

冷静に「自分の分」を守れるか

 人と人とのつき合いにおいて最も難しいのは、分を守るということである。社会はあらゆる面で、規模の大小の差はあれ、組織でもって成り立っている。つまり持ち分がというのがあるのである。この持ち分の限度について分からない人が時々、様々な運営をじゃまする結果になる…(中略)…組織を変えることは容易ではない。どの会社にも、先に述べたような持ち分があって、その持ち分がけちな縄張り根性と癒着している場合があり、ほんのちょっと皆が寛大な気持ちになりさえすれば、たやすく改良が行われるということさえ、実際は実行に移せないものである。そういう場合、純粋な人は何とかしてこの会社や学校を良くしようと思って頑張る。しかしそれらの行為は、その人の純粋な気持ちとは裏肚にその持ち場にいる人の心を乱すばかりなのである。物事を改変するには、おもしろいことに必ずある程度の時間がかかる。その時間は、一見無駄なように思えるが、決してそうではない。もし或る人間が或る状況を良くしようと思うなら、その人はこの時間に対して逆らわずに待つということができなければ、その資格に欠けるのである。

引用元: 曾野綾子 「少し嫌われるくらいがちょうどいい」, ポプラ社, 2022年9月, 90-92ページ

この引用の後の部分に詳しく述べられていますが、なぜ「正しい」だけではダメなのか、または、どうしたら自分の考え方が回りまわって周囲や世間に影響を与えるようになるのかについて、曽野さんの経験から語られている部分も、とても良い教訓になる、深い話です。

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水瓶座・天王星タイプの人は、周囲の人たちのことも考えつつ、自分の個性や思考の鋭さを活かして世の中に貢献する役割を持っている人達です。

その為には、世の中ですんなり受け入れられている人達や方法に対して、悔しい思いをしたり、反動で望ましくない行動をとってしまったり、そうなってしまうことが怖くて、自分の持ち味を全く生かさず押し殺してしまうという過程を経験することがあるかもしれません。

ですが、時間がかかっても、なかなか理解者が現れなくても、自分の分を守りながらチャンスを待ってみる、というのも一つの方法です。

天王星の神様は、発明や変革の神様です。
人類に炎をもたらしたプロメテウスのおかげで、人類は食べものを美味しく食べる方法を知ることが出来ました(笑)

美味しく焼けたマンガ肉

しかし、炎には良い面も悪い面もある、劇的に物事を変えられる強いエネルギーです。使い方を間違えれば、あっという間に周辺を焼き尽くしてしまいます。


プロメテウスの元型としてのそのエネルギーを使いたいと望むなら、火加減を調整する方法も同時に学ぶ必要があるもかもしれません。

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