3ハウスまたは水星のサイン別、自己主張の発達傾向

占星術

双子座サインの基本的な特徴と役割

今回は、前回のこの記事の補足的な内容です。

ホロスコープチャートの双子座に天体が無い人でも、
双子座の象徴する物事を、必ず人生のどこかで体験しています。

双子座の能力は、自分の能力や影響力を周囲の環境に発揮すること、
自己主張の能力に関連します。

具体的にいうと、
兄弟や姉妹との力関係だったり、
学校や近所の友達・知り合いの、自分に対する評価や評判といった形で
現実には投影されます。

双子座のエネルギーを扱うことに慣れている人は、世渡りが上手です。

なぜなら、自分の周囲の状況を上手く利用することに関して、
常に頭と神経を働かせているからです。

悪い言い方をすると、周囲の人の気持ちや状況を利用して、
自分が有利になるようなことを常に考えている狡猾な人物とも言えるのですが、
双子座はサバイバル能力に関するサインなので、そういう行動に出るのは
性質上、自然なこととも言えます。

双子座は、 自我に関する牡羊座と所有に関する牡牛座の次に来るサインなので、
周囲から自分を守りながら、どう自己主張し、自分の能力を発揮すればいいかを

考えて行動をします。

また、双子座がコミュニケーションを表すと言われるのは、
双子座が熱心に周囲の状況把握に努める姿勢とも関連しています。

しかし、双子座の性質は、蟹座や蠍座・魚座のような
他者への情感や共感が薄いので、
その場的なコミュニケーション能力が主に発達します。

3ハウスのサインと水星から、自己主張やコミュニケーションの発達傾向を見る

双子座サイン的な能力を上手く扱えない人に多いのが、
他人に遠慮し過ぎてしまう人や、
自分に自信の無いタイプの人です。

双子座は本来が、牡羊座の自分の存在に対する信頼と、
牡牛座の自分の才能や感覚に対する自信を獲得した後に来るサインなので、
この牡羊座と牡牛座が示す部分に対して苦手意識やブロックがあると、
その二つに引っ張られてしまうかたちで、自己主張も苦手になってしまうのです。

通常、3ハウスは双子座がナチュラルサインですが
実際は、3ハウスが双子座という人ばかりではありません。

なので、個人の実際のホロスコープチャートでどのように双子座的な
自己主張の能力を開発していけばいいのかは、3ハウスのカスプのサイン、
または、双子座のルーラーである水星の入室しているサインで分析します。

牡羊座が3ハウス、または水星

自分の内面から自然と湧いてくる衝動を表現できる機会を持つことが、
自己主張の能力を成長させます。
喧嘩っ早く、よく考えないで発言してしまうこともありますが、そういう面が
出やすいと自覚出来ていれば上手く調整していくこともできるでしょう。

牡牛座が3ハウス、または水星

マイペースで、自分の感覚を大事にしながら物事を理解する傾向があります。
急かされたり、自分の好みに合わないことを強要されたりすると、
もう誰の意見も聞き入れたくなくなってしまうところも。
自分が安心して過ごせる環境や人間関係を探すことが重要になります。

双子座が3ハウス、または水星

他人と優劣を競争することに抵抗がなく、周囲の状況を観察することが得意です。
自己主張は上手になりやすいのですが、
人の気持ちを傷つけてでも自分が優位に立とうとしてしまったり、
口先ばかりで軽薄になるといった、双子座特有の短所が目立つ人もいます。

蟹座が3ハウス、または水星

自分が属するグループに合わせて、自己主張の仕方を変える傾向にあります。
安心できる人間関係や環境の中ではワガママだったり伸び伸びしていますが、
自分のテリトリー外だと、借りてきた猫のように大人しくなります。
自己主張の為に、共感でもって自分の味方を増やす能力に長ける人が多いです。

獅子座が3ハウス、または水星

自分という存在を強く肯定・印象付けるために、
自己主張の能力を伸ばそうとする傾向があります。
人からスゴいと言われたり、行動を賞賛されることで満足を得る人が多いのですが
そういった反応が欲しいために、脚色して自分の印象を大袈裟にアピールしてしまう人もいます。
(これは、理想の人間でなければならない、という恐怖心からきています)

乙女座が3ハウス、または水星

細かいところを指摘する能力が発達し、他人の言動に対して厳しくなりがちです。
自分が所属する会社や組織の中で、実務などに直接関わることで発言権を得ようとします。
乙女座タイプの人も自分の属するテリトリーによって
自己主張を上手く発揮できるかどうかが左右されやすい傾向にあります。

天秤座が3ハウス、または水星

相手の言い分や周囲の状況を優先して、自分の主張をどうしようか考える傾向にあります。
天秤座タイプの人はコミュニケーションにおいて抑圧された気持ちになりやすく、
徐々に自分と他人との境界線の引き方が分かるようになると、
双方にとっていいバランスの自己主張が出来る能力が身に付きます。

蠍座が3ハウス、または水星

他人の言葉や物事の裏の意味を深読みしようとする傾向があります。
人の隠された弱みを握ることで優位に立とうとするところがあり、
それが秘密主義や毒舌に繋がって人から嫌われます。
蠍座タイプの鋭い洞察力を3ハウス的な能力に活かすには、
時と場合を考えるという経験を積むことが必要です。

射手座が3ハウス、または水星

他人より精神的に優れている・先見的な情報を持っていることを理由にして、
周囲に対して自分がいかに有能かを示す方法で自分を主張する傾向があります。
射手座の理想的な主張・発言に対して賛同者や理解者を得るためには、
それなりの実績や主張に対する情熱の継続が必要となるため、
途中で力尽きて自信を無くしてしまい、発達が中途半端になる射手座も多いです。

山羊座が3ハウス、または水星

自分の意見や理想より、現状の身の回りで一番影響力のある家長や組織の発言に
自分の主張を委ねる傾向があります。
常識や権力への対応力はありますが、それが良く働くか悪く働くかは、
本人の気持ちや生き方次第で大きく変わってきます。

水瓶座が3ハウス、または水星

現実で当たり前になっている常識や習慣を疑う傾向があり、
いつも新しい視点を取り入れたいと思っているのが水瓶座タイプです。
この性質を自覚できないうちは、無意識に天邪鬼な発言や行動を繰り返してしまい、
周囲の人達を戸惑わせます。蠍座同様、時と場合を考える訓練が必要です。

魚座が3ハウス、または水星

自分の意見や主張を、他人のものと混同する傾向があります。
魚座の性質が良く働くと、受容性や優しさとして発揮されますが、
悪く働くと無責任で信用できない人物になります。
天秤座と同じように、他人と自分の境界線を見失わないように常々意識する必要があります。

まとめ

孫子の有名な言葉に、
「彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)うからず 」という言葉がありますが
実はこれには続きがあって、
「彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し。」
と続いています。

この言葉は、
「相手と自分のことを知っていれば必ず勝てる。
相手のことを知らないで自分ことだけ知っていると、勝負は五分五分。
でも、相手のことも自分のことも分かっていないなら、どうやっても勝てない。」
という感じの意味になります。

占星術を活用するとは、まさにこの孫子の言葉のように
自分を知り、相手を知ることにも繋がります。

そして、双子座・3ハウス的な事柄も、そのように
自分と相手(環境)を知るために必要な経験に関わってくるのです。

コメント

  1. Gemini より:

    双子座 生まれです。
    アセンダント乙女、水星双子、MC双子と水星が強いです。
    ふたご座は、サバイバル能力に関するサインとあり、ちょっと自分の中では意外だなと思いました。ネイタル3ハウス蠍なので、あまり双子的ではない感じ。考えすぎる癖があります。それは、ずっとアセンダントの影響かなと思っていました。まあ、分析の乙女、洞察の蠍、そのおかげで、軽々しくなれないのは却ってよかったかもしれません。

    • hirari より:

      こんにちは。
      コメントありがとうございます(^^)

      双子座は物質的な牡牛座の後にくるサインですので、物質のもたらす安定感から離れて彷徨いながら、どうすれば真の安心感が得られるのかを模索するサインとして感じてもらうと、サバイバル能力という意味がなんとなく伝わるんじゃないかと思います。
      MCということですので、人生の50代以降になると段々実感できる場所に双子座があります。
      対向サインの射手座にある天体か、射手座のサインルーラー(木星)のある場所とMCの双子座は関連するので、そこを分析してみても自分の双子座がどういう役割をするのか感じられると思います。