惑星天体の影響力と投影についての考察

占星術

惑星天体が本体なのか?私たちの意思が本体なのか?

常日頃から、私は占星術を開運としての占いというより、
一種のエネルギー科学として扱いたいと思っています。
モヤモヤとしたよくわからない運命としてではなく、
自然界から与えられた資質として、人の意思で自覚できるものとして、理解したいのです。

ですが、現在商業的な占星術というのは、投影された天体エネルギーを恋愛運や
仕事運などと捉えて運用する方法が盛んに採用され、人々からもそれを求められます。

私自身も、気が進まないと思いながらそういう記事をこのブログに何記事か書いたことがあり、
そして予想通り、その気の進まない記事が検索トップの記事になっていたりします。

天体のエネルギーは、自覚出来てしまえばある程度コントロールが可能になるものです。
(もちろん、そうなるまでの過程に忍耐と困難がついて回るのは当然ですが)

しかし、かえって占いとしての占星術に重きを置いている人たちのほうが、天体のエネルギーに
振り回されてしまっているのです。

占星術を、各天体からのエネルギー反応という知性を通しての理解をしないと、それは暗示になって
潜在意識に入ってしまいます。

そうなると、占い結果に意識のほうが引っ張られて、その通りの現実を引き寄せる状況を作ってしまいます。
本能的に占いを怖がって用心しているような人は、無自覚にしろ自分の意識に入ってくる情報に対し
敏感な人だといえます。
(現実主義者は、確かな現実だと思える情報以外をシャットアウトすることでその現実を保っています。なので、知っている現実のそれ以上にも以下にもならないのです。)

占い師に金銭というエネルギーを渡して、自分の現実の創造に対する材料を提供してもらったという意味では、そこに良い結果も悪い結果もないのですが、占いをする側もされる側も
これを自覚出来ていない人がほとんどなんじゃないでしょうか。

火星と金星を例にしての考察

火星は、欲求を達成するためのエネルギーを表します。

金星は、喜びや美しさなど感覚的・具体的にできるものを表します。

通常、この二つの天体のエネルギーは一人の人間のホロスコープチャートの中に
自分のものとして持っているのですが、
一般の占い的な占星術では、この金星や火星を
男性なら金星を女性として、女性なら火星を男性として、というように
外側に投影して分割してしまいます。

この投影を現実に置き換えて説明すると、
小学生4、5年生くらいから始まる思春期の子供の男女における性差が
イメージしやすいと思います。

男子は、グループ内のリーダーになることで周囲からの尊敬を集めます。
その時に発揮するリーダーシップや、周囲との闘争力は火星のエネルギーです。

女子は、美しさや豊かさで周りの同性からの注目と賞賛を得ます。
自分自身が価値あるものと意図することで、欲しいものを引き寄せるのです。
これは金星のエネルギーです。

火星と金星が惹かれあうとは、
サッカー部のキャプテンと学園のマドンナが恋仲になるようなものです。

火星は、努力して頑張った分だけ相応しい金星(美しさや悦び)が欲しい。
金星は、美しい自分に見合う強い王子様・騎士(火星)でないと納得いかない。

お互いが景品になっているのです。

全ての人間関係は、ホロスコープチャートを天体エネルギー図と見立てると
「自分が回収し切れていない投影された天体を探して引き合ったか、
自分のチャートの中にはないサインの性質を学ぶために求めあったか」
という部分の判断になるのですが、
一般的な占いの解釈でいうとこれらの意味が
「両想い」とか「良い相性か悪い相性か」とかの吉凶に置き換わってしまうのです。

まとめ

天体のエネルギー同士の反応の傾向さえつかめば、
相性に振り回されることも少なくなりますが、
それは互いに同じ人格レベルの人間でないと無理な話です。

また、良かれと思って相手の天体エネルギーパターンに合わせた行動をした結果、
相手を支配しようとしたと感じさせて反感を買う場合だってあります。

では、相手や状況を支配出来ないのならば占星術は何の役に立つのかと言われたら、
それは私たちが今よりもさらに、人の心・魂を理解して
進化していくため、と私は考えています。

私たちの心や魂に対する理解が進めば、どういう変化が起きるのでしょうか?

大きなレベルでは、現在の世界中で起こっている戦争や略奪が減少していきます。
小さなレベルでは、日常の中の不調和(イジメやハラスメント、虐待や貧困)が解消されていきます。

ただし、このような変化を実際に起こすためには、私たち人類の何千、何万よりもっと多くの人々の
意識が高く変わっていかなければ難しいでしょう。

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