スクエアの相性は相手を包み込める器の大きさが必要

喧嘩中のカップル 占星術
スクエアの相性だった人との思い出

過去に、同棲していた彼氏から急に
「俺とお前は平等だ!」と言われて追い出されたことがあります(笑)

その言葉に対する補足も説明も何もなかったため、言われた当初は全くその言葉の意味が理解出来ず、「こいつは一体何を言っているんだ…」と呆然としたのを覚えています。

私はこの方とお付き合いを始める頃にはすでに、自分との相性をホロスコープで大まかに見ていました。単純にホロスコープを読むのが楽しいのもありましたが、この人とは会話がとことん噛み合わない思いをすることが多かったのが理由です。

当時、相手の言い分が理解不能なのに付き合ってられるという自分に若干酔ってるところもありました。
今思い返すとかなりイタいですね。ま、経験の浅い恋愛なんてほとんどそんなもんですよ!!(開き直り)

しかし、この頃はまだまだホロスコープから得られる情報の深い理解には至らず、別れの時までいつもケンカが絶えない二人でした。
その度に占星術の本をめくって調べてはノートに書き出して、それでもわからない時は講座や鑑定を受けたり。

彼とのお付き合いのおかげで、ここまで占星術をやってきた、と言っても言い過ぎではないくらい、私は二人のホロスコープを研究していました。

単に相性の良し悪しや感性の違いだけで、二人が上手く関係を続けていけない、という考え方だけは、したくない。
そう思っての、私なりの努力でした。

その自分なりの努力をすればするほど、ますます相手から怪しがられて雰囲気が険悪になっていきましたが、今では笑える思い出です。

彼からすれば、相手から努力されている=自分のプライドを傷つけられた、という感じ方になっていたのかもしれません。

相手は太陽獅子座、私は太陽蠍座。
一般的な相性の解釈から言えば「感性の違いが目立つ」組み合わせ。
広く他人から必要とされたい獅子座と、
狭く深く他人と一体感を感じたい蠍座。

相手は私の「自分達だけの時間に余計な人を連れて来ないで(会うなら別に時間作って
行ってきて)」という気持ちを理解できませんでしたし、
私は相手の「自分の仲間にパートナーを見せびらかしたい、自慢したい、お互い仲良くなってほしい」という気持ちも、もっと早い段階で理解出来ていたら、もう少し穏やかに2人が過ごせる時間が増えていたのかもしれません。

 

難しい相性同士が歩み寄る方法

こういった、占星術のホロスコープで確認できる相性の違いですが、同じような相性の難しいホロスコープ同士でも、互いに意識が大人として成熟していれば、この昔話の二人ほど激しい(笑)関係にはならなかったと思います。

獅子座と蠍座はスクエア(90°)で、どちらか一方が目立っている時には片方が見えなくなるような関係です。
オポジション(180°)はお互いを意識しますが、スクエアは押し退け合う感じです。

人に合わせたり、特定の誰かとばっかり一緒にいるより、仲間が増えた方がいいじゃん!な獅子座と、相手に合わせて、心の底から分かり合える人が数人いれば他は用事がない、という蠍座は、お互いをどういう奴かは嫌なくらいわかりつつも、共感や納得が難しい。
ハリーポッターの寮でいうと、グリフィンドールとスリザリンの仲の悪さみたいなものです。

オポジションは、立場が違います。
オモチャを与える側と与えられる側のイメージに近くなり、互いの客観性が増します。
これもハリーポッターで表現すると、ハッフルパフとグリフィンドールみたいなものです。

スクエアの関係を良好にするには、早い話が互いの役割を尊重し合い、なるべく良い意味で適度な距離感を保つことです。

例えば、現実で個人(牡羊座)と社会(山羊座)が争ってしまったら、ほとんどの場合個人の側には勝ち目がありません。
でも、あまりにも個人に不利益な社会になると、不満を抱えた個人がやがて集団になり、大規模な暴動に発展するかもしれません。

そこを調整するキッカケになるのが、互いの向かいにある180°のオポジションです。
自分 対 他者
公的 対 私的
それぞれがスクエアを超えた先にあるものを通じて、互いの違いの元を理解して受け入れるイメージです。

 

 

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