土星の制限を超えるキロン

占星術
キロンの話をするよ

こんにちは。

TOPページの構成を変更したら、アクセス数が落ちてちょっと慌てました。

草の根サイトなんで、今までもめちゃくちゃアクセス上がってるわけじゃないんですが

それでも、下がってくるとションボリはしてしまいます。

しかし、アクセス数を稼ぐためだけのために

サイトの内容・ポリシーは変えることはしない、と決めているので

今まで通り、わかる人にしかわからないような、変なブログを続けていく予定です。

キロンで過去のカルマを乗り越える

キロンにまつわる神話のことをご存知でしょうか。

キロン、またはケイロンと呼ばれる

癒しの象徴としての天体がキロンですが、不死や医療の意味のほかにも

生まれ変わる、メタモルフォ―ゼの意味もあるようです。

半人半馬(ケンタウロス)のキロンは、クロノス(農耕神サターンと同一視される)とニンフの間に生まれます。

人の理性と、動物の直感・肉体、神の恩恵による不死の力を授かっていて、

キロンは音楽・狩猟・医学などにおいて様々な面で優れていました。

しかし、ある日キロンはケンタウロス族とヘラクレスの争いに巻き込まれ、

その最中にヘラクレスの放った毒の矢を膝に受けてしまいます。

(膝に矢を受けてしまってな、の衛兵の元ネタってもしかしてキロン…?)

神話からイメージできるキロンの癒しの力とは、

英語で言うサレンダー的な諦め、を受け入れて初めて

長年の痛みが昇華されるようなものなのではないかと思います。

キロンの最期はなんというか不憫で、

自分が育てた弟子であるヘラクレスが誤って師匠のキロンを矢で撃ってしまうことで

大層苦しんだあげくに、結局死んでしまいます。

不死であるためにラクに死ぬことも出来ず、不死の力をプロメテウスという神に譲るまで

死ねなかったようです。

痛みと格闘し続けても、どれだけ手を尽くしても、

不死である身体が受けた毒の苦痛からは死ぬまで逃れられなかったキロン。

占星術的に言うと、キロンの死は文字通りではなく

手放しと癒しのメタファーです。

もともとネイタルでキロンがあるサイン・ハウスは

キロンの受けた傷(葛藤・問題)が何なのかを表しています。

キロンの不死は、クロノス(サターン)から与えられたものです。

よって、具体的に何(どういったカルマ)を克服すべきなのかは、土星のサイン・ハウスで見ます。

そして、その葛藤を手放し、制限されていたものを開放するための手段やきっかけを

プロメテウスに見立てた天王星として考えればよいのではないかと思います。

同年代でブレイクスルーした人を参考にする

土星・キロン・天王星は進行速度がやや遅く、数年世代ごとに共通するサインに

なる天体です。

土星は2年半ほど、天王星は7年ほど、キロンは2~8年と大きなバラつきがありますが

それぞれの年数の間、1つのサインに滞在します。

なので、サインだけでホロスコープ上の三天体を読むと

だいたい学生の学年ごとで共通のトラウマを持っていることになります。

例えば、私の双子座キロン世代だと

「いじめ」や「学級崩壊」、「不登校」

が大変流行しました。

周りの空気に合わせないと、あっという間に

孤立して、学校生活は地獄に早変わり。

(双子座は周りの空気・雰囲気が一番大事)

多数派の意見に流されて、自分で悩まなくていい選択をしてしまいがちなのが

双子座のキロン世代の特徴です。

そして、私の双子座キロン世代は

加えて、土星は蠍座~射手座付近なので

人間関係の裏側での力関係・同調圧力などから自由になることがテーマになっています。

さらに天王星が射手座にあるため、

常に前進&成長して新しい知識を得たり既得概念を変えるような体験をしていくことが

制限を破るポイントになります。

実際の例として

私と同年代で、海外留学などを経験して

「日本以外にも、探せばどこかに自分の居場所はある」という自信のある人達は、

自由な、選択肢の多い人生を生きてる人がたくさんいる気がします。

土星の制限を乗り越え、キロンの傷を癒すには

一回や二回のチャレンジで諦めたりせず、何度も試行錯誤して

根気よく続けていくことが結局一番の近道になるような気がします。

安易に、上手く行くと謳った自己啓発・開運メソッドに大金出して頼ったりせずに

一個一個、自分で「これはどうかな?」と点検していく感じです。

天王星で一度壊した土星をまた自分で積み上げていく過程こそ、土星を制することになります。

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