日常にありふれた無意識の投影の恐ろしさ
気の弱い人や、人の気持ちを優先して生きることを強いられてきた人達は
外側の理由(他人の要求や環境)に自分を合わせてしまいがちです。
そういう状態に対し、自分が心から納得して受け入れているのなら
「不本意な現実を生きている」と本人が感じることはありませんが、
そうでない無意識にやってしまっている場合、
「どうして私は、いつもこんなに周囲の人に振り回されているのだろう。」
という状況になっていることが少なくありません。
例えば、そういう意識の強い人は
他人の不注意に巻き込まれて事故に遭うとか
家族が問題を起こすとか
そういった一見自分には直接原因がなさそうな事柄で、
現れてきます。
これは
「自分が原因ではない、誰かのせい」
という無意識の中の本音が、現実世界で誰かのせいになるように
物事の問題を引き起こしているのです。
表面的な解決策を講じても、
何度も人生で繰り返すパターンの後ろには
こういう
「自分の感情や思考に責任はありません。」
と言いたがる、深い部分の本音が隠れています。
この状態を根本から解放するには、
自分の本心に正直になり、認めて表現することが大切です。
嫌々やっていることがあるなら
「本当はやりたくない。」
と声に出すとか、ノートに書き出して認めるという行為が必要です。
抑圧してなかったことにすると、歪んだ形で現実に投影されてしまいます。
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