天秤座アセンダントが学ぶべきこと

 天秤座の人と言えば、交渉や話術などのコミュニケーションに長けていると評されることがあります。
しかし、このような能力が先天的に身に付いているかどうかはハウスや支配星の状態によって変わってくるので、人によっては苦労して後天的に身に付くこともあります。私の場合がそうです。

 私は1ハウスに火星、つまり天秤座の火星なので品位としてはデトリメント、少し火星の扱いに苦労する天秤座に火星がありますが、これが使いにくいからと言って使わないでいるわけにはいかないものでもあります。

 本来、火星は自己主張・目標達成のためのエネルギーとして使われます。時には人と意見を衝突させたり、その場の空気を悪くさせてでも自分の主張を通すべき時に使われるエネルギーが火星です。
ですが、天秤座に火星がある場合、その自己主張のエネルギーが天秤座的な理由で抑圧されるという経験が増える傾向にあります。

 天秤座的な理由とは、例として、人と良い関係を維持したいとか自分の本心を上手く隠してでもその場を切り抜けなくてはならないとか、状況が見かけとは違う場合と言えるかもしれません。

 本来の天秤座の支配星は金星ですので、そのような人間関係の場に関する切り抜け方としては金星の感覚的な快・不快のバロメーターを使っていくほうが心のストレスが少なくて済みます。(だからといって、天秤座に金星があるから何も課題が無いというわけでもありません。火星よりかは扱いやすくストレスが少ないという意味です。)

 天秤座アセンダントの人にとってのディセンダントは牡羊座ですので、自分の天秤座アセンダントの性質について理解が進んでいないうちは、周囲の人々が自分勝手な人達ばかりであると感じることが多いでしょう。

 周囲の状況を穏便にコントロールしようとするあまり、自分の本能的欲求が弱くなりがちな天秤座アセンダントにとって、ワガママで自分勝手に見える牡羊座の自由奔放さと押しの強さにコンプレックス・時には憎しみを感じながらでも、自分の弱点を学ばなくてはなりません。

 それは、天秤座的な体裁や見栄かもしれませんし、人間の本能的なエゴに対する拒絶の感覚かもしれません。ストレートに自分の欲求を主張できない何らかのトラウマがあったり、嫌われるのを嫌がったりするあまりに、損な役割を人から押し付けられていることもあります。自分勝手で向こう見ずで無責任な人にはなりたくない・・・と心の中で密かに批判しているその抑圧の感情にこそ、天秤座の気質について悩んでいる人が解決できるヒントがあるのです。

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