クリストファー・ノーラン監督のチャート

占星術
edvaldocostacordeiroによるPixabayからの画像

ノーラン監督作品が好きなので、ホロスコープ読んでみた。

※この記事には、ノーラン監督作品のネタバレが大量に含まれています。
(特に『テネット(TENET)』を未鑑賞の方はご注意ください)


こんにちは。
題名の通り、今回はクリストファー・ノーラン監督のチャートを見ていきたいと思います。



私がノーラン監督の映画を観たのは、確か『ダークナイト(The Dark Knight)』(2008)が初だったでしょうか。

故・ヒース・レジャーが演じたジョーカーが、とてもエレガントだったのが印象に残っています。
『スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)』(2016)のジャレッド・レトが演じたジョーカーも、また違うベクトルで素晴らしいジョーカーでしたが。

実は初見のノーラン監督の作品に関しては、ジョーカーの印象だけしか残っていませんでした。
そこからどうしてノーラン監督に興味を持つようになったのかと言うと
それはレオナルド・ディカプリオ主演の『インセプション(INCEPTION)』(2010)に見事に
ハマってしまったから。

クリストファー・ノーラン監督の作品には、フィクションとノンフィクションの境目を絶妙に埋めるような不思議な魅力があるのですが、私がそれを最も感じたのがこの映画でした。

そんな映画『インセプション』の内容をかいつまんで説明すると、
他人の夢の中に忍び込んで情報(アイディア)を抜き取る(エクストラクション)という産業スパイをしている主人公の話なのですが
この映画の主人公の最大のミッションが、題名にもなっているインセプション(他人に情報(アイディア)を植え付ける)という行為です。

この映画は人が見る夢(潜在意識)の世界を舞台としているため、現実ではありえない現象(街がパズルのように動く、合わせ鏡の景色が実際の空間として再現されるなど)
が映像化されていて、様々な空間トリックが観客を楽しませてくれます。

そして、2020年に公開された映画『テネット(TENET)』ですが
こちらの映画はタイムリープという設定を軸としたSF映画になっており
ノーラン監督が得意とする時間や空間のトリックが作品の始めから終わりまで
余すところなく詰め込まれています。

『インターステラー(Interstellar)』(2014)も、五次元を立方体として映像化していたりと
時間と空間がテーマになった映画でした。

ノーラン監督作品は、単純にジャンル分けするならSF(サイエンス・フィクション)であり、
実際の物理学とか他色々と高度な科学知識があればあるほど、楽しめる作品となっているのだろうと思います。


ま、私、科学式とかなんかは
見るだけでちょっと頭痛がしてくるのであまり得意分野ではないのですが…

「相対性理論」とか
その辺をフワッと感覚で分かったような気分にしてくれるノーラン監督の作品は好きです。

観終わった後はいつも頭が痛いけど…。



見た目が派手で、SFの演出がある映画は他にもたくさんあるのですが
どういったところがノーラン監督作品らしさを最も表しているのか。

それらがどのように現実に落とし込まれているのかを、ホロスコープチャートで少し見ていきたいと思います

作品の中に垣間見える、水星・土星・海王星のTスクエア

まずは、クリストファー・ノーラン監督のチャートに表れている天体を
箇条書きで。
1970年7月30日生まれ、出生地はロンドン。

  • ・太陽  獅子座6度
  • ・月   蟹座
    ・水星  獅子座28度
    ・金星  乙女座20度
    ・火星  獅子座7度
    ・木星  天秤座28度
    ・土星  牡牛座21度
    ・天王星 天秤座5度
    ・海王星 蠍座28度(逆行)
    ・冥王星 乙女座25度

目立つのは水星・土星・海王星のTスクエアですが、ひとまず先に太陽のほうを見ていきましょう。

太陽は火星とコンジャンクション。
ノーラン監督の作品の中で弾丸の雨が降ることが多いのは、重火器の激しさや暴力的シーンが
監督の火星のエネルギーから切り離せないものだからなのでしょう。
破壊的なエネルギーを表現する手段や場所、理由を探して映画監督というものに辿り着いていった…そんな感じもしてきます。

獅子座は、自分の創造した世界観を表します。
自分が世界の中の主人公になれること、または自分の創造したとおりに生きられること、
具体化されること、特別な気分になれることを示しますので、映画監督という職業でそれを
達成しようとしたのでしょう。

映画がどれだけ複雑なSF設定をしていても、最終的には「家族愛や人類愛、正義」でそこに帰結させてしまうのは、
蟹座の月と獅子座7度のサビアンシンボル「夜空に輝く星座」が、
いつの時代も変わらない人間らしを求めているからなのかもしれません。

海王星は人々の無意識を表し、何でもありの世界なのですが
そこに制限を示す土星がオポジションになっています。
人の意思の力では制御できない空想世界・無意識が見せてくるイメージの中に飛び込むことで、
自分の中の制限を超えていくことを示します。

そこに、水星が土星と海王星からブレーキをかけられているかのようなスクエアになっています。
水星は獅子座らしく、自分独自の世界観を表現し伝達したいのに対して
蠍座の極限状態を通して集合的な無意識に働きかけたい海王星の影響と、
「いつでも安全でいたい・自分を守りたい」という自己保存の欲求を持つ牡牛座から、獅子座の水星に抑圧がかかります。

自分オリジナルの発想や演出の為に誇張された解釈を行う獅子座は、
他者との深い感情的な結びつきや物事の深みを大事にする蠍座、
現実的感覚と物事の一貫性を大事にする牡牛座とは摩擦を感じやすい。

おそらく、そこの葛藤を乗り越えるために
ノーラン監督の映画は段々と難解なSF作品が多くなっていったのだと思います。

「派手なだけでは駄目だ。もっとリアリティを持たせなければ。」

「派手でリアリティがあるだけではまだ足りない。観る人の心に、様々なイメージを起こさせる深みのある作品に仕上げなければ…」

もしかしたらこんなことを考えてきたのでは…と、想像してしまいます。

ノーラン監督作品の中の女性性・・・乙女座の金星と冥王星


今回のノーラン監督のチャート記事を書くにあたって、
ある程度一貫した情報を得るためにいくつか作品を観たり思い出したりしていたのですが
「そういや、ノーラン監督作品のヒロイン、時空間を超えて酷い目に遭い過ぎじゃない?」
とふと、思うところがありました。

ノーラン監督の女性性である乙女座の金星は、冥王星とコンジャンクションしています。

冥王星は海王星と似たような、非常識な影響を与えるエネルギーを持っていますが
海王星と違うのは、冥王星には一貫したルール・契約のようなものがあるという部分です。

海王星は約束を守らないのに対し、冥王星は必ずどこかで約束を守ろうとします。
何年、何世代かかっても、冥王星は始めにした約束や出来事をしっかり覚えているのに対して、
海王星は「いつどこで何をした」という情報を覚えていません。

冥王星は、全ての因果関係を覚えています。
つまり、その冥王星が関わった金星はいつも何らかの因果関係を表現するための投影先・役者になるというわけです。

具体的なその例を、いくつかまとめてみました。


『ダークナイト』のレイチェル…バットマンがジョーカーとの心理戦に負け、爆発物の仕掛けられたレイチェルの居場所を間違えて救えず死亡。バットマンの恋敵のハービーがレイチェルを失った反動で悪堕ちに。映画全体における正義の因果を象徴。


『インセプション』のモル…主人公・コブの妻。現実と夢の区別がつかなくなって錯乱し自殺するも、コブの深層意識の中で彼の罪の意識の象徴としてストーカー化する。しかし、コブがつい最近知り合った優秀な建築学科の生徒・アリアドネに銃で撃たれて消滅。
映画全体における罪悪感・心の世界の因果を象徴。


『インターステラー』のアメリア…生存可能な惑星探査において、彼氏のいる惑星と他の仲間がいる惑星どっちに行くかでチーム内で揉めて彼氏を諦めたら、彼氏の惑星を選んでいたほうが正解だったことが後で発覚。
着いた惑星で彼氏はすでに亡くなっていて、何年も孤独に一人主人公を待ち続けることに。
映画全体における人間の利己性の因果を象徴。


『テネット』のキャット…自分から最愛の息子を遠ざけるDV夫を抹殺したいほど憎いのに、人類の平和のために主人公に協力してたら、夫から撃たれたり殴られたりして死にかけて散々な目に。
映画全体における家族の因果を象徴。




ダークナイトでは、レイチェルは抗いきれずに冥王星のジョーカー(因果を操り破滅を招く存在)に飲まれる金星のように見えます。
(冥王星になった金星は、『インセプション』のモルや『プレステージ』のジュリア、『ダークナイト』のレイチェルのように、主人公に後々まで残るトラウマとして描かれます)


また、金星と冥王星が乙女座にあることで、ヒロイン達がとても頭のいい女性として描かれている部分にも特徴があります。
刑事や博士・設計士、鑑定士などの、乙女座らしい「完璧さ」「分析力」「実務的な能力の高さ」が出ているんでしょうね。


…とまぁ、今回も好き勝手考察してはみましたが、ホロスコープのリーディングもまた映画のようなもの。
個人個人にとって、意味があると感じられることを自分の心にしまって、
自分自身を知るための手がかりとして活用していくのが良いのかなぁ、と思います。




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