深刻な問題を表す8ハウス?

喧嘩中のカップル 占星術
8ハウスは人間関係のドロドロした部分を示す

以前も蠍座の8ハウステーマを書きましたが、今回も8ハウステーマで少し書いてみたいと思います。重複する内容があるかもしれません。

本来蠍座サインである8ハウステーマは、他人と他人がどのように融合するかを表します。
通常であれば、他人の気持ちや行動を自分のことのように受け取って一体化し、究極までくっついたら離れる(あるいはその必要性が終わったら切り替える)、を繰り返すのが蠍座です。


これが蟹座であれば、身内のことや気の合うもの同士のことで深く考えたり感じたりして、そういう人と自分との関係性で自分というものを作り変えていきます。(蠍座の支配星の冥王星は破壊と再生)天秤座なら、自分と他人との距離感・役割分担に対してどこまでも深く突き詰めようとするかもしれません。山羊座なら、正しくあろうとする・社会的制限の中で自分を限界まで追い込んで変わる経験などに置き換わるかもしれません。

 

こう書くと、ただひたすら怖くて関わりたくないハウスにも思えてきます。
蠍座が12サイン中、他のサインから怖がられているという冗談めかした噂話が流れてしまうのも、この8ハウス的な息苦しさのせいかもしれませんね。

8ハウスのもたらす変容は必要なもの

それでも、8ハウスは必要だから存在しています。
軽く扱えば、8ハウスな場面において自分が取りやすい態度・あるいは他人から向けられる行為になりますし、自発的に意識して8ハウステーマに取り組むならば、変容の為にどのような条件・環境が与えられているのかを知ることができます。

 

私の場合だと8ハウスは牡牛座なので、感情的な重たさは水サインに比べてそんなにありませんが、お互いに譲れない頑固さのようなものはあります。
感性の違いで衝突しやすく、しかもお互いがお互いの感性をわからないのでどちらかが譲らないとケンカになってしまいます(笑)
8ハウス牡牛座の私が言う「あなたはそう感じるのね」という言葉は蠍座や魚座・蟹座の水サインから見ればやや冷たいかもしれませんが、これでも最大の譲歩です。
分かるとこ、共感できるとこがたまにあって、それに対してお互いが何らかのやり取りをして…、で、まぁいいかな?みたいな感じなんです。

というより、私の体感上ですが、感性が出来るだけ合う人とでないと8ハウス的な真剣なコミュニケーションは難しいかもしれません。普段、同じ日本語という言語を話しているはずなのに受け取り方が全く違う人との関りが多くて、びっくりしてしまうことが多いからです。
普段は関りのない種族である生き物同士が、共通の目的(お互いの生存の為)のために一時的に協力しているとも言えなくない感じに近いかもしれません。

8ハウステーマなくせして牡牛座サインなので、もしかしたらコミュニケーションの代わりに物理(お金や食べ物)で感情や心の交流をしてるとも言えます。

8ハウスの支配星が別のハウスに入っている場合の例

8ハウステーマに取り組んだ結果どうなるかは、支配星を追えばイメージを描けると思います。
私だと2ハウスに支配星があるので、自分の資質や才能を伸ばすことになります。
こんなことに置き換わるとは信じがたいかもしれませんが、私はどこかで食べた料理やレシピの味を再現するのが得意です。自分では、これは8ハウス→2ハウスの流れの結果の一つだと思っています(笑)

あとは、徹底的に限界まで関わった相手(お付き合いした人とか)の資質を自分の中にコピーすることも多いです。お付き合いしていた時はわからなかった相手の考え方や思考が、別れた後になってかなり明確にわかることが多いのですが、それって良いんだか悪いんだか複雑ではあります。せめて付き合っている間にわかっておきたいものです。

8ハウスの学びの中で辛い部分


人間関係なんてお互いの問題なので、原因や理由がわかったとこでどうしようもない時にはどうしようもないというものですが、そういうパターンの時は自分の中で昇華していくしかなありません。

納得いかないからと言って突き詰めようとする際に相手を追いかける側になってしまう人がいますが、だいたい相手側に逃げられて終わりになります。つまり8ハウス的なものがネガティヴに出た時、こういう現象として現れるわけです。

相手が自分とは違う独立した考え方・感じ方をもつ一人の人間だと腑に落とすために、7ハウステーマに戻ったほうがいい時もあります。

8ハウス的な傾向の強い人が必要以上に傷つかない&歪まないためには、「その相手とはそこまでの学びの関係だった」と割り切ることが大切ですし、そのような相手を通して自分の心の闇を見れたのだと納得するまで自分に向き合うことです。相手が去ってしまったなら、後は残していったものだけを見るイメージです。相手の気持ちをどうにかしようなどと思わないことが大事です。

しかしそこを乗り越えることこそが難しいというのが、8ハウステーマであるともいえるので、本当に難しいハウスだと思います。(^^;)

 

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