獅子座と蠍座のスクエアからみる相性の考え方

占星術

原因となる部分を簡単に考えてみる

こんにちは。
今回は獅子座と蠍座をサンプルにして、
星占いでは一般的に相性が悪い、と言われるサイン同士
お互いから受ける影響とその理由を話していきたいと思います。

ちなみに、以前の記事↓で
ちょこっと獅子座と蠍座について書いています。

※この記事より一年以上前の記事なので、今とはちょっと観点が違ったことも
書いてあると思います。

相性判断の基本は四区分で見る

まず、獅子座と蠍座の話を始める前に

西洋占星術で用いられる概念として
三区分というものがあります。

活動宮・不動宮・柔軟宮
(カーディナル・フィクスド・ミュータブルとも言います)

これらは、該当するサインの基本的な性質を表していて
さらにそれぞれ四区分

と分けられ、
火・風が能動サイン土・水が受動サインとなります。

一般的に四区分は、同じ性質同士
能動サイン能動サイン
受動サイン受動サイン
というような組み合わせの相性が良く、

受動サイン能動サインという組み合わせは
相性が悪いとされています。

獅子座は
三区分が不動宮
四区分がです。

一方、蠍座は
三区分が不動宮
四区分がになります。

なので、単純に星占い的な簡単な解釈でいけば即
「あー、相性が悪いね」って話にはなります。(^^;)

能動サインと受動サインの違い


ここからもう少し掘り下げて理由を探っていきましょう。

能動サインとは、簡単に言えば
自分以外の人や環境と反発・分離する」性質を持っています。

対する受動サインは、
自分以外の人や環境に迎合・同化する」性質を持っています。

これはすごく単純化させた例ですが
この2タイプの相性は
基本的にどちらかがリードする組み合わせになります。

なので、リードする側・される側のどちらになっても
フラストレーションがたまりやすい組み合わせなのです。

常に同じ方針ではいられない、意見のぶつかりやすい組み合わせといったところです。

三区分が同じもの同士は譲れない

先ほど出てきた三区分ですが、それぞれの特徴に

活動宮は「常に動き続ける(動きながら考える)」

不動宮は「一度決めたことをずっと貫く」

柔軟宮は「周囲の状況に応じて変化する」

というものがあります。

世間には
「似た者同士が一度ケンカを始めると、なかなか治まらない」
という話がありますが

お互いの三区分が同じだと、その話と同じことが当てはまります。

それは、互いに自分と似ているものを相手の中に見てしまうことで
他者との間で必要な客観性が失われるからです。

譲れないところや行動の仕方が微妙に共通してしまっているがために、
お互いに違う人間であり、違う考え方をする他人同士なのに
「向こうはわかってるはずなのに、どうして自分の考え方や感じ方を理解してくれないんだ」
と感情的になってしまうわけです。

互いの区分(宮)が違えば

「あー、あの人そういうとこあるよね。
ま、状況に合わせて任せたらいいか。」

でスルーしたり助け合ったり出来ることが大半なのですが、
一緒の区分だと自分と役割が似すぎてて

「あー。これは互いにどうにも譲れないよね。」
という場面が多くなります。

獅子座と蠍座の違い

では、個別のサインで見ていきたいと思います。

獅子座は、不動宮能動サイン

自分の感性や創造性を周囲に発揮すること、唯一無二であること、
「自発的な、こうありたいと願う自分という存在」を大事にするサインです。

蠍座は、不動宮受動サイン

自分以外の人や集団と一体化すること、
自分以外の何かしらの存在と一緒になることで能力を発揮する性質をもつサインです。

この二つのサインは基本、互いに譲れません。
なぜなら、どちらかがどちらかを受け入れてしまうと、
どちらかのアイデンティティが消えてしまうからです。

それでも、
スクエアになるサイン同士は互いに持っていないものに強く惹かれ合う相性なので、
恋愛的な興奮(自分に欠けたものを補おうとする衝動)も生じやすい組み合わせでもあるのです。

「相性が悪い」と気づいた時、どう考えたらいいか

悪い相性をどうするか考える時に難しいのは、特に恋愛や家族関係で
「それでもこの人が好き!諦めたくない!」
「喧嘩せずに上手くやっていきたい!」
と思っている時です。

基本、相手のこと(性格や行動)は変えられません。
また逆に、自分のほうを無理して変えても良いことはそんなにありません。

では、どうすればいいのかというと
一つの選択肢として
「互いに話し合う」
「理解し合う」
「そして二人で落としどころや妥協点を見つける」
という方法をとるのが一番なのではないかな…と思います。

こういうと

「それが出来たら占いなんかに頼らない」

と言いたくなる方もいらっしゃると思います。

しかし
占星術でわかることと、個人の精神的な成熟度はまた別の話
になります。

つまり、それなりに人生や魂の経験値が高く、人間的に成熟している者同士の相手なら
例え基本的な相性の組み合わせが悪かろうが、そこそこ上手く行く。

…ということなのです。

(占いの情報だけで相手をコントロールしようたってそう簡単には出来ませんよ)

まぁ、気になる人がそんな成熟した相手ばっかりとは限らないから
まずは相性を知りたい、そしてなるべく相性の良い相手と関係を築きたい
っていうぐらいの気持ちでなら、占いを活用するのはアリですけど

必死になってしまうくらい相手のことを思い悩んでいるなら
「相性が悪い」と分かった時点で
今持っている相手への執着や思いの深さを軽めにした方が、長い目で見るとラクになれます。

後は、ホロスコープで細かく見るところ見れば
相手の必要としていることや生き方は色々出てくるので
そこから互いにどういう影響を受けたり与えたりしているのか見ていけば
二人の相性、関係性は見えてきます。

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