星の象徴を使って、物事や人の運気の流れを読むという占術は
西洋占星術以外にも、宿曜占星術やインド占星術があります。
四柱推命も占星術と一見似ているように思われるのですが、四柱推命は陰陽五行説をベースとしていて惑星との関連は無いという説が今のところ有力のようです。
これらの占いは命占と言われるもので、その場その場で状況を占う卜占とはちょっと種類が違います。
命占よりは早く結果が現れる物事を占うのに適しています。
今日は、命占のほうの占いについての話をしたいと思います。
占いは絶対当たるのか?
だいたい、占いというのは
・仕事はこれが向いていますよ
・結婚するならこういう相手がいいですよ
・〇歳くらいにこういう事が起きますよ
という予言めいたことを伝えることが多いですよね。
「こうです!」と分かりやすい解釈で伝わる結果って、自分にとって嬉しい内容だった場合は良いんですが
もし、受け入れるのがちょっと嫌な結果だったら、その予言が簡潔であればあるほど凹みますよね。
「ああ、もう絶対そうなっちゃうんだ…」と。
でも、ご安心ください。
占いって本当はそこまで単純じゃありません。
占いで分かることは人生の30パーセントくらいかも?
30パーセントもまだ割合が多過ぎかもしれないですね。
具体的にどういうことかっていうのを、誰かのチャートを使って説明してみましょう。
では、ウォルト・ディズニーさんのチャートにしましょう。
サビアン度数もダララッとのせましょう。
はい。初見でこのチャートの持ち主が将来、
アニメーター、プロデューサー、映画監督、
になることが断言できる人(特に占い師・占星術家)、いる?
いねぇよな~~
いたらびっくりだよ~。
あ、もし万が一わかっても、断言はするもんじゃないと思います。
(言霊の影響は思っているより強いですよ。特に人を占う人は。)
えー、本題に戻しますと
西洋占星術だとサビアン度数であらかたのイメージや雰囲気はわかりますが、そのイメージをどう表現していくか、という部分は
いつでも本人のほうに決定権があります。
結果的に、ディズニーさんの場合は「あ、これどこかで共通点ある気がする」シンボルが
ディズニーランドそのものになっていたり、経歴に混じっていたりするわけで
占いがどう当たったかどうかは、チャートに表れている資質を本人がどう表現するか待ってみないと具体的なところはわからないんです。
つまり、ヒントにしかならない。
本当にヒントにしかならない。
この、ヒントにしかならない抽象的なキーワードを、本人の思ってることや感じていることとすり合わせて「あれやろうか」、「こうやって生きてみようか」ていうのを
見ていくのが、占いのちょうどいい使い方です。
時期を観る占いだって同じで、例えばサーファーにとって超良い波が来るとわかっても
サーファー自身が普段から練習ちゃんとしてないと、良い波も活かすどころか下手な人が海に突っ込むと波に飲まれちゃいますからね。
なのでどんなことも絶対に大丈夫(または駄目)!…は、ありません。
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